管工事施工管理技士とは
管工事施工管理技士とは、管工事における施工管理の専門的な国家資格となります。
管工事という言葉が一般的ではないため、
具体的にどのような工事を仕事にしているのか分からない方も多いのではないでしょうか。
今回は、管工事の種類と仕事内容や資格を取得するメリットについてご紹介します。
▶︎管工事施工管理技士とは
管工事の種類と施工管理技士の仕事内容について紹介します!
管工事の種類について
管工事とは、冷暖房設備や空調設備、上下水道設備、
吸排気ダクト、ガス管、浄化槽などの配管工事のことを指します!
あらゆる建築物に欠かせない工事のため、常に高い需要を維持しているのが特徴となります。
管工事施工管理技士は国土交通省管轄の国家資格で、
配管工事のスペシャリストとして認められているのです。
管工事施工管理技士の仕事内容について
管工事の主な仕事内容は、各設備のパイプやダクトを配置することとなります。
管工事そのものは無資格でも従事できますが、
工事現場における施工や工程、安全を管理する業務には、
管工事施工管理技士の資格が必要となります!
管工事は建物の規模が大きくなると共に配管は複雑になり、種類も増えていきますが、
配管ミスは大きな問題に発展しかねないため、詳細な施工計画や工事の工程管理が必要です。
また、工事現場は事故ゼロで終わることが求められるため、作業の安全を確保することも重要となります。
▶︎管工事施工管理技士を取得するメリットとは
管工事の作業員からキャリアアップできる管工事施工管理技士ですが、
それ以外にも様々なメリットがあります!
専任技術者・監理技術者になれる
管工事施工管理技士には1級と2級があり、
資格を取得することで工事現場における重要な役割に就くことが可能となります。
1級では特定建設業の専任技術者、一般建設業の主任技術者および監理技術者になることが可能で、
また、2級では一般建設業の専任技術者、主任技術者になることができます。
専任技術者とは、都道府県知事より許可を受けた管工事業において、
営業所ごとに配置する必要がある役割のことを言います。
管工事施工管理技士の有資格者、または所定の実務経験年数がある方だけが専任技術者として認められています。
また、監理技術者とは、建築一式工事で総額6,000万円以上、
それ以外で4,000万円以上の大規模な建設工事において、現場に配置する必要がある役割となります。
主任技術者は監理技術者を必要としない、中小規模の工事現場にそれぞれ配置しなければなりません。
無資格でも管工事の仕事には就けますが、
キャリアアップを目指す場合は、管工事施工管理技士の資格は取得した方が良いでしょう!
また、施工管理技士の有資格者は、公共工事の競争入札に参加する際に技術力を証明することが可能です。
公共工事を請け負う際に受ける経営事項審査において、
1級施工管理技士は5点、2級施工管理技士は2点が加点されます!
施工管理技士の有資格者を雇うことは企業側にとってもメリットとなるため、
昇給や昇進で有利になることが多いです。
需要が高く転職に有利になる
管工事は、マンションなどの住宅やオフィス、商業施設など、全ての建築物に欠かせない工事となります。
つまり、管工事施工管理技士は需要が高いため、様々な種類の工事現場で求められる人材になれるのです。
管工事施工管理技士を持つ人材は高齢化が進んでおり、若手の有資格者が不足している状況となっています。
加えて、建設工事は複雑化、高度化しているため、
管工事の若手の技術者を1人でも多く獲得したいという思惑もあります!
無資格で経験を積める管工事に携わり、その後に資格を取得してキャリアアップすることも可能ですよ。
他の資格を取得しやすくなる
管工事施工管理技士の資格を取得することで、
浄化槽設備士、給水装置主任技術者の資格が取得しやすくなります!
管工事施工管理技士の有資格者は、2つの試験科目が免除になるため、一般の受験者よりも有利になるのです。
また、1級管工事施工管理技士資格を取得した後、
実務経験を2年以上積むことで『建築設備士』の受験資格が得られます!
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